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スピリット・オブ・カツウラ

〜碑文〜
On March 24-25, 1990, Douglas Lash, Richard Marshal, Nosei Miyake, Roger Rosendahl, Jose Rosell, Koji Saito, Sui-Yu Wu, Mark T. Shklov and Robert T. Young gathered at this place to discuss the formation of what would one year later become known as the Inter-Pacific Bar Association.

The meeting was characterized by friendship, fellowship, candid discussions, sensitivity to each other's ideas and opportunities for expression - the Spirit of Katsuura, which will continue to be the most valuable and guiding asset of the Association.

〜和訳〜
1990年3月24日から25日にかけて、Douglas Lash、Richard Marshal、三宅能生、Roger Rosendahl、Jose Rosell、Koji Saito, Sui-Yu Wu、Mark T. Shklov、Robert T. Young がこの地に集い、1年後にInter-Pacific Bar Associationとして知られることになる組織のあり方について話し合った。

この会合の特徴は、友情、絆、率直な意見交換、お互いの見解に対する心遣い、そして表現の機会―すなわち勝浦精神(スピリット・オブ・カツウラ)であり,これはこの組織の指針となり,最高の財産となるであろう。


スピリット・オブ・カツウラ

スピリット・オブ・カツウラとは、1990年3月、千葉県勝浦にある三宅能生弁護士(以下「三宅弁護士」)の別邸において、広大な太平洋を見渡しながら、9人の弁護士が、後にIPBAとなる組織を結成し、環太平洋地域の弁護士が交流を深め、最先端の法律知識を交換・共有して環太平洋地域の発展に寄与するという大きな目的を確立したその精神をいいます。

2010年にシンガポールで開催されたIPBA年次総会の最終日に行われた年次総会では、当時のIPBA会長であるLee Suet Fern氏から、初代会長である濱田邦夫弁護士(元最高裁判所判事)とともに、初代事務局長としてIPBAの創立に大きく関わった三宅弁護士に対し、敬意と感謝の意を表するスピーチが行われました。以下に、そのスピーチの抜粋を紹介させていただきます。


Fern元IPBA会長のスピーチ

1990年3月、千葉県勝浦にある三宅弁護士の別邸において、9人(※注記)の弁護士によりIPBAの創立に関する会合が行われました。太平洋を見渡すこの場所において、後にIPBAとなる組織の理想像が話し合われ、決定されたのです。たしかにIPBAは多くの方の尽力によって作られてきましたが、三宅弁護士による特別な貢献に対し、ここで改めて敬意を表します。彼は類稀な能力を持った世界的なリーダーであり、彼のビジョンとリーダーシップにより、環太平洋地域の弁護士が積極的に意見交換をするフォーラムとして、IPBAが作られました。

三宅弁護士は、IPBAの創立だけではなく、今日まで最も重要な役割を果たし続けてきました。彼は、IPBA創立における諸事務を中心的に執り行ったのみならず、ヒルトン東京ベイホテルの350部屋を個人で確保するなどして、1991年の第一回IPBA大会を組織しました。それにもかかわらず、まさに彼の面目躍如たることですが、彼はIPBAの初代会長に就任しようとしませんでした。彼は、20年間にわたり、時には裏方に回るなどして、様々な方法でIPBAを組織し、かつ、支援してきました。実際、今回の第20回シンガポール大会の委員長に就任するよう私を説得したのも彼なのです。そんな彼こそが、IPBAに生き続ける「スピリット・オブ・カツウラ」をまさに体現しているのです。ここで三宅弁護士に対して敬意と感謝の意を表すべく、皆さまご起立の上、拍手をお願い致します(拍手)。

最後に、IPBAの会長職について、少しお話させてください。IPBAの設立に際し、勝浦において、三宅弁護士ら創立者たちは、IPBA評議会をIPBAの統治組織とし、評議会が会長の権力を制限すべきと考えました。それゆえIPBAの会長は、IPBAの顔ではあっても、独裁者ではありません。この基本精神に基づき、私は来年の京都/大阪大会までIPBAの会長を務めます。この精神は、IPBAに参加するにおいて、是非皆さまに共有してもらいたいと思っています。それが「スピリット・オブ・カツウラ」です。

※9人の弁護士

Douglas Lash (Toronto, Canada)
Richard Marshall (Sydney, Australia)
Nosei Miyake (Tokyo, Japan)
Jose Rosell (France)
Roger Rosendahl (Los Angeles, US)
Koji Saito (Tokyo, Japan)
Mark T. Shklov (Honolulu, Hawaii)
Robert E. Young (New York, US)
Sui-Yu Wu (Taipei, Taiwan)


若手中堅有志で勝浦に行ってきました。

平成24年5月12日(土)、IPBA発祥の地である千葉県勝浦の三宅能生弁護士の別邸に、今後のIPBAの発展を担う中堅・若手弁護士13名が集まり、IPBA創設者の1人である三宅能生夫妻を囲み、将来のIPBAについて熱く語り合った。IPBA誕生の記念碑前で写真撮影を行った後、さらにIPBAの質を高めて楽しい会にするべく、「聖地」勝浦での熱い議論は、夕方のBBQから夜明け近くまで及んだ。
IPBA誕生記念碑にはスピリット・オブ・カツウラの中核をなす "friendship, fellowship, candid discussions, sensitivity to each other's ideas and opportunities for expression" が刻まれており、13名の議論もこのスピリットを受け継ぐものであった。

参加者は以下のとおり。

<参加者>

児玉 実史(45期) 北浜法律事務所 
石本 茂彦(46期) 森・濱田松本法律事務所
村上 寛(48期) 弁護士法人大江橋法律事務所
森口 聡(48期) 長島・大野・常松法律事務所
豊島 ひろ江(50期) 中本総合法律事務所
十市 崇(52期) アンダーソン・毛利・友常法律事務所
林 依利子(54期) 弁護士法人大江橋法律事務所
梅津 英明(57期) 森・濱田松本法律事務所
河端 雄太郎(57期) 西村あさひ法律事務所
中山 達樹(58期) 三宅・山崎法律事務所
多田  慎(62期) 弁護士法人大江橋法律事務所
久木田 博(64期) 三宅・山崎法律事務所
褚 云卿  弁護士法人大江橋法律事務所

原文(「スピリット・オブ・カツウラ」)は、こちらのIPBAのホームページに記載があります。

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