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IPBAの歴史

IPBAは、1991年4月に、アジア・太平洋地域から500名を超える弁護士が参加して東京で開催された創立総会において設立されました。

初代会長を濱田邦夫弁護士(元最高裁判事)が、初代事務総長を三宅能生弁護士が務めるほか、これまでもIPBAの要職には多くの日本人が就任してきました。数ある国際的な組織の中でも、日本人がその創立と発展に大きく寄与してきたという点で、非常に稀有な組織といえます。

特に、創立総会の約1年前の1990年に、後に初代事務総長となる三宅弁護士の勝浦の別邸で開かれた9人の弁護士の会合が、IPBAの骨格を形成しました。その勝浦会議で強調された友情(friendship)、絆(fellowship)、率直な意見交換(candid discussions)、お互いの見解に対する心遣い(sensitivity to each other’s ideas)、表現の機会(opportunities for expression)は、「スピリット・オブ・カツウラ」として今でも語り継がれています。

IPBAの発展は、アジア・太平洋地域の経済のめざましい成長により促進されてきました。アジア・太平洋地域の企業・ビジネスは地域内の経済情勢のみならずグローバル経済との関わりを深めているため、各企業は、自国の弁護士に加えてアジア・太平洋地域内の弁護士、さらに広く世界の弁護士による専門的な助力や助言を必要としています。IPBAは、顧客に影響を与えるビジネス・商事法務分野及び関連分野における発展について、法曹が最新の知識・情報を得る上での一助となっています。さらに、IPBAは、アジア・太平洋地域で企業法務や商事法務に携わる法曹に対し、共通の関心や業務分野を持つ法曹間のネットワークを構築するかけがえのない機会を提供しています。

IPBAの主要な活動の一つである年次総会は、アジア・太平洋地域全域の法曹が一堂に会し、この地域を左右する法律問題、ビジネス・政治問題について議論し、法曹間の相互協力関係を構築することのできる比類ない機会であり、年次総会で培われる人間関係は、業務の機会を広げて専門家としてのネットワークを構築する一助となっています。年次総会は各地で開催され、これまで東京、マニラ、デリー、香港、バリ、シドニー、北京、バンクーバー、サンフランシスコ、ロサンジェルスなどで開催されました(過去の年次総会はこちらをご覧ください)。